隙がない女

いまさらキャラ変なんてイタイよね のつづき

今まで選ばなかったものを選ぶ。

今までとは違う道を選ぶ。

それは怖くもあったけど、毎日が楽しくなりました。

新しいことって今まで通りにいかないから時間もかかるし面倒くさいんですよね?

慣れないメイク

慣れないまとめ髪・・・

それでも

こんな色をつけてもいいんだ。

あの人がやっている髪型をわたしがしてもいいんだ。

あんなスカート、わたしが履いてもいいんだ。

ひとつひとつ自分に許可を出せたこと。

それにより世界が少しずつ広がっていくこと。

それがとても嬉しかった。

そしてなにより、

毎日目にする鏡の中にいる自分が今までと違う。

こんな私もいたんだ!!

身につけるものが変わると、仕草も変わるし気持ちも変わる。

それもとても大きな気づきでした。

だれにどう思われるか?なんて

その時にはすっかり忘れて自分に没頭してました。

「最近の愛ちゃん、なんか柔らかくなったね」

「すっごくいい感じだよね」

ちらほら仲間からそんな言葉をもらうようになったんです。

本当は甘えたいの

本当は彼氏がほしいの

だから自分を変えたくて外見を変えてるの

わたし必死なんです!

ずっと恥ずかしくて言えなかったことが、スルッと言えるようになってました。

「そうだったの?!絶対できるよ!」

「今年できるよ!そんな気がする!」

”隙がない女”が代名詞だったわたしが、このときようやく隙ができたみたいです。笑

その年、夫と出会ったのでした。

ウソみたいなホントウの話。

服の合わせ方に悩んだことはないし、どんなテイストの服でも仕事では躊躇なく着ていました。

だから自分を決めつけているつもりなんてありませんでした。

それが深く探ってみると、「わたしはこんなもんだ」と縛っていた。

無意識に・・・

隙がない女というのはその通りだったんですよね。

なんの余白も持っていなかった。

人間なんて多面的で、いろんな側面があって当然。

一言で表せるはずなんてないのに。

かっこいい面も可愛い面も、情けないところも頼もしいところも全部がわたしにはある。

それでいいじゃないか。

メイクが起点で始まった自己改革は、自分自身の可能性を広げてくれました。

というよりも思い出させてもらった感じかな。

「わたしに中にはこんな一面もあったんだよね」って。

そして、なんでも選んでいいんだよ。

なんでも選べるんだよ。

何にだってなっていいんだよ。

あなたにはそのパワーがあるんだよって思い出したのでした。

だから、わたしは今の仕事をしてる。

「あなたはそんなもんじゃないでしょ。思い出して〜〜〜!」と今日もメッセージを送ってる。

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長部愛

毎日クローゼットを開けるのを楽しくなる人が一人でも増えれば良いなと思い活動しています。
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