こんにちは。おさべあいです。
お店で試着してお買い物するのが怖い！
声をかけられるのがめんどくさい！
売りつけられるのが嫌だ！
店員さんが褒めるのはどうせ売りたいだけでしょ？
パーソナルスタイリスト、ファッションスタイリストとして活動するようになり5年。
その前の販売員時代を合わせたらアパレルに携わって20数年。
お客様からのこのお声は散々聞いてまいりました。笑
販売員の頃は「そんなことないですよ」「試着もたくさんしてください！」と言ってもまったく信用されなかったな。
声をかけると露骨に嫌な顔をされます。
まだ何も言ってないけど・・・
まぁ仕方のないことなんですよね。
お客様もきっとどこかで嫌な接客をされたことがあるのだろうから。
わたし自身も「何この接客！」と思ったことは何度かありますからね（汗）
一方で、とても素晴らしい店員さんもたくさんいらっしゃいます。
とくにわたしがクライアントさんをお連れする時に重要視しているのは、お店のコンセプトや商品だけでなく「店員さん」のレベル。
ただ服を運んで試着室に入れるだけなら正直ファストファッションでいいのですよ。
試着はエンタメ
オンラインでなんでも買える時代に、わたしがなぜわざわざお店で買い物をすることをこだわるのか？
それは”体験”してほしいからです。
着てみないと何もわからないじゃない？
着るだけならいつもやってるよ、とおっしゃる方もいるけど。
わたしから言わせたらそれは「ただのサイズ確認ですよね？」
ほとんどの方がやっているのは、入るかな？顔写りはどうかな？という”確認作業”です。
しかも狭い試着室の中で靴も履かずに至近距離で鏡に写しても、それ、よく見えるわけないじゃん！（ずばり言っちゃうけど）
店員さんがいるお店では、上下コーディネートが合うように着させてもらうの！
ちゃんと試着室の外に出て、靴も合わせてもらって、寒い時期ならコートの提案もしてもらうの！
バッグやアクセサリーも合わせてもらうんです！
そうしてはじめて、体感が起きる！
生地の肌触り、生地が揺れる感触、色から受けるエネルギー、鏡に映る自分。
まさに五感が刺激されるんです。
「わたしがこんな洋服も着られるんだ！」
「絶対似合わないと思ってた色なのに意外といけちゃうね！」
「いつもの自分じゃ絶対選ばないけどこんなデザインも着て良いんだ！」
そうやって体感したことが、自分のセルフイメージをガラリと変えていくんです。
セルフイメージが変われば当たり前に人生が変わる！
これってオンラインで家で一人でできます？
お店での試着って、ディズニーランドレベルで体感型エンタメだと思う！
ファッションは食と同じ
服は買えば終わり、素敵な服ならサッと着れば完璧！と思われることが多いんです。
が！
そんなわけあるかーい！
食べ物だって、どんなにいい食材でも調理したほうがもっと美味しいですよね？
美しい器に盛り付けたらさらに気分も上がりますよね？
食材を含めた、他の手間暇をかけるから食材がさらに生きてきますよね？
ファッションも同じだとわたしは思っています。
服＝食材
手を加えて自分好みに味付けをして、今日の気分や会う相手や行く場所に合わせてどんなアレンジをしようか？と楽しみながら考えていく。
これが「豊かな気分」になるんです。
お料理もそうですよね？
同じ味のお料理もお鍋のまま食べるのか、素敵なお皿に盛り付けて食べるのか。
どっちが良い悪いではなく”好み”
味わう時間をどのように過ごしていきたいのか？だと思います。
毎日着る服も同じです。
なんてことのない日常こそどんな気分を味わって生きたいですか？
店員さんが大事！！
熱く語ってきましたが、試着の大事さと服以外の要素が大事ということは伝わっているでしょうか？
で！
食ではやはり調理人の腕が重要ですよね。
ファッションもそれに当たるのがわたしのような「ファッションコンサルタント」だと思います。
そして一番身近なのが「ショップの店員さん」なのです。
わたしは有料ですが、ショップの店員さんって無料なの！
プロなのに無料で教えてくれちゃうんですよ。
すごくない？
アドバイス貰いまくったほうがお得なんですよ。
わたしもいまだに店員さんにたくさんのことを教えてもらってます。
そのお店の商品と上手い着こなし方はそのお店のプロに聞くのが早いですからね。
とはいえ、「どこに良い店員さんがいるの？」と言われるとむずかしいのですが・・・
わたしも日々いろんなお店に行って接客してもらって判断しています。
わたしがファッションコンサルでお連れするお店は、自分の基準でだいたい店員さんのレベルが高いところ。
ちゃんと提案力のあるお店を選んでいます。
昨日もいつも素敵な接客をしてもらえるお店に伺いましたが、クライアントさんも大喜び！
「やっぱりこのお店はすごいね〜」と。
そのお店はどの店員さんもいつも素晴らしいので、思わず本社の方に感謝のメッセージをお送りしてしまいました。（わたしも販売員時代はお客様からのお礼メッセージがとても励みになってた）
わたしのファッションコンサルでは店員さんを巻き込んでクライアントとわたしの３方で”クリエイション”できることがとっても楽しいんですよね。
お店とお客様をつなげたい
ブランドが多すぎて自分に合うブランドがどこなのかわからない。
これもクライアントの悩みに多いもの。
わたしのファッションコンサルの裏テーマは【お店とクライアントを繋げること】です。
コンサルの機会を通じて、こんなブランドがあるんだ！こんな素敵な店員さんがいるんだ！と知って欲しいんです。
その店員さんと仲良くなれば安心してわたしがいない時にもその方のところに相談に行けるでしょ？
ひとりじゃ入れなかったお店もストレスなく行けるようになるかもしれない。
「ここにわたしに合うお店がある」
そう思えることって自信にもつながるんです。
販売員時代は、新しいお客様に自分のお店の存在を知ってもらうことに必死だったんですよね。笑
だからこそ、長年お世話になったアパレル業界への恩返しの意味でも良いお店はたくさんご紹介したいなと思っています。
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